100年以上にわたる歴史と打ち立てた数々の金字塔

伝説に満ちた、そして波乱に富んだアウディの歴史は19世紀にまで遡ります。100年以上にわたるブランドの伝統は、多くの偉大な人物たちによって紡がれてきました。ここでは、彼らの業績に加え、時代をリードした数多くの名車、自動車の開発・製造、及びモータースポーツの世界でアウディが打ち立てた数々の金字塔について紹介します。

    アウグスト・ホルヒから始まったアウディの歴史

    1899年 創立

    1899年、アウグスト・ホルヒがケルンにて「アウグスト・ホルヒ&チエ」という自身初の自動車会社を創立しました。その後1909年にはツヴィッカウにて新しい自動車会社を立ち上げ、1910年以来「アウディヴェルケAG」という名で事業を続けています。こうして現在の社名が誕生しました。

      Auto Unionの設立とフォーリングス

      1932年 Auto Union AGを設立

      4つの輪が重なるシンボルはドイツのザクセン州を代表する4社の自動車メーカー「アウディ」「DKW」「ホルヒルヒ」「ヴァンダラー」が連合してできた自動車メーカー「Auto Union(アウトウニオン)AG」の象徴です。<br/>当時、アウトウニオンはドイツで二番目に大きな自動車メーカーでした。現代のアウディAGのルーツを辿ってみましょう。

        Special Column<br/>Motorsport history

          「レースは走る実験室」現代に受け継がれるアウグスト・ホルヒの哲学

          「レースは走る実験室」<br>現代に受け継がれるアウグスト・ホルヒの哲学

          「レースは技術の実験室である」——。Audiの創業者アウグスト・ホルヒ博士は、この信念のもと、モータースポーツに力を注ぎました。その伝統を受け継ぎ、Audiは100年の歴史の中で、独創的な技術を次々とレースに投入し、輝かしい成功を収めてきました。<br>1930年代、人類初の400km/hオーバーを含む数々の世界記録を打ち立て、現在のF1マシンの原型となったシルバーアロー。フルタイム4WDという独創技術でWRC(世界ラリー選手権)を席巻し、モータースポーツの常識を変えたAudi quattro。そしてルマン24時間レースでは、ディーゼルエンジンではじめてガソリンエンジンに勝利するという快挙も達成しました。<br>モータースポーツで培った高い技術は、Audiのすべてのモデルに生かされています。例えば、膨大な風洞実験に裏打ちされた、空力特性に優れるデザイン。フルタイム4WDシステムのquattro®。直噴技術によってパフォーマンスと高い燃費効率を両立したFSIエンジン。パワーを無駄なく伝達するSトロニックトランスミッション。いずれもレースで磨き抜かれ、市販車へとフィードバックされました。<br><br>技術で時代を先駆け、クルマに革新を起こし続けるために。Audiは信念と大きな情熱を持ってモータースポーツに取り組んでいます。

          インゴルシュタットからの再出発

          1945年 新たなスタート

          終戦後の1945年、アウトウニオンAGはソビエト軍の占領地に位置していました。そのためソビエト軍は資産を没収し、工場は解体され、1948年にはケムニッツ市に登録されていた商標登録も抹消されてしまいました。その後1949年にインゴルシュタットにて新たな会社、アウトウニオンGmbHが設立されたのです。

            「Vorsprung durch Technik」とアウディの代名詞quattroの誕生

            1971年 技術による先進

            1971年、当時の時代を遥かに先取りした車「NSU Ro80」の広告に使われた<br/>スローガン「Vorsprung durchTechnik(技術による先進)」<br/>は今でも会社の優れた専門性を強調するメッセージとしてうたわれ続けています。

              120年の歴史から、その先へ。未来を切り拓く電気自動車e-tron

              2018年 初の量産電気自動車 Audi e-tronを発表

              ※日本でのデビューは2020年<br/><br/>「Vorsprung durch Tecnik/技術による先進」をスローガンに掲げ、120年以上にわたり先進的なクルマを作り続けてきたAudiは、電動化にいち早く着手し、2018年には初の完全電気自動車e-tronを発表。<br/>そして、全世界で2025年までに20種類以上のEVを世に送り出すべく力を注いでいます。<br/>2026年以降発売される新型車のすべてをEVに。<br/>さらに2033年以降は内燃エンジンの生産を段階的に停止し、全ての生産車両のEVシフトを予定*。<br/>これからのスタンダードとなるモビリティの実現を目指して、「Future is an attitude」のブランドビジョンに基づき、世界中、そして日本でのEVの変革を加速させています。<br/><br/>* 一部市場を除く