FSIにターボチャージャーやスーパーチャージャーといった過給器を組み合わせたのが「TFSI」です。 過給器付エンジンは過給器のないエンジンに比べて圧縮比が高くできないという欠点がありました。これはシリンダー内の温度が高くなって異常燃焼(ノッキング)が起こるからです。その点、FSIではシリンダーに直接噴射されたガソリンが気化する際に熱を奪うためノッキングが起きにくく、過給器付きエンジンとしては圧縮比を高めに設定できます。 圧縮比が高いほど効率が高まりますので、高出力と低燃費が両立できるというわけです。さらに、一部のエンジンには、状況に応じて排気バルブのリフト量を変えるアウディ バルブリフトシステムを採用することで、より力強いトルクを実現します。
Audiでは、このTFSIエンジンを幅広いモデルに展開しています。