ボディ

ボディ

Audi伝統の優れた空力性能を誇る流麗な軽量高剛性ボディ

1930年代からレースに参戦し、技術を磨いてきたAudiはエアロダイナミクス(空気力学)の重要性にも早い段階から着目してきました。そして、長年蓄積された経験と技術をフィードバックして作られる市販モデルの数々は、その美しさで多くの人を魅了し続けるだけでなく、素材、剛性、重量、デザインといった、クルマのボディを構成する重要な要素においても革新的であり、先進性を体現しているのです。

 
軽量化技術

軽量化技術

軽さと流麗さを極めたAudiのボディ

その美しさで多くの人々を魅了し続けてきたAudiのボディ。そこには、効率化を追求するための工夫が隠されています。そのひとつが、Audiが得意とするライトウエイト構造です。ダイナミックな走りと衝突安全性を確保するには剛性の高いボディが必要です。Audiは優れたボディ剛性を達成しながら、最小の重量でその効果が得られるライトウエイト構造を実現しています。
アウディスペースフレーム

アウディスペースフレーム

Audi独自のボディ構造ASF(アウディスペースフレーム)

ライトウエイト構造のなかでも象徴的なのが、スチールより軽いアルミニウムで軽量・高剛性のボディを作り上げる「ASF(アウディスペースフレーム)」です。ASFは、ボディの骨格部分をアルミ押出材とアルミダイキャスト素材で構成し、この骨格にアルミパネルを固定することで、最小の重量で最大のボディ剛性を実現します。たとえばASFを採用するAudi A8では、スチールでボディを構成する場合に比べて約40%もの軽量化を達成しているのです。

エアロダイナミクス技術

レースで磨かれたエアロダイナミクス技術

Audiは、1930年代からレースの世界でエアロダイナミクス(空気力学)の重要性に着目。技術を磨いてきました。長年蓄積された技術を市販車にフィードバックし、ボディ上面のみならず下面の空気の流れをコントロールすることで、燃費性能の向上や走行安定性の向上に役立てています。

走行中のクルマには効率を落とし、燃費性能にも影響する大きな抵抗力が働きます。中でも空気抵抗は50~80km/h以上では走行抵抗の半分以上を占め、増加率は速度の二乗に比例。速度が2倍になると、空気抵抗は4倍にふくらみます。Audiは、効率向上のために早くから空気抵抗の低減に取り組み、インゴルシュタットにある風洞実験センターでの実験やコンピュータシミュレーションを重ねてきました。空気抵抗の大きさを示すCd値(空気抵抗係数)は小さいほど優れていますが、Audiは1982年に登場したAudi 100でCd値0.30という驚異的な空力性能を達成。今なおこの分野における世界のトップランナーであり続けています。