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アウディジャパン Sustainability
都市型のプレミアム急速充電設備

都市型のプレミアム急速充電設備

チューリッヒに設置された世界で2番目のAudi charging hub(アウディ チャージング ハブ)。
街中にあるこの充電ステーションでは最大320kW*の急速充電を提供しています。

Copy: Bernd Zerelles - Photo: Tom Lüthi

Audi RS e-tron GT|電力量消費率(kWh/100km): 22.1-19.8 CO₂排出量(g/km): 0
燃料/電力量消費率とCO₂排出量は車に搭載する装備によって変動します。消費量と排出量に関してはNEDCではなく、WLTPに準拠した数値となっています。
※本サイトに掲載している写真は欧州仕様です。日本仕様とは異なります。

都市型のプレミアム急速充電設備

充電アプリで充電場所を探すとき、150kW以上の充電パワーを条件に検索をすると都会ではなかなか見つかりません。急速充電のできる場所は、依然として交通量の多い高速道路沿いばかりです。アウディはこの問題に立ち向かうべく、都会の中で急速充電ができる場所をコンセプトとして導入しました。それがアウディ チャージング ハブです。ニュルンベルクに設置された世界初の拠点に続いて、チューリッヒには11月の初旬に320kW1以上の充電パワーを持つ4機の充電設備を備えて設置されました。

このプロジェクトのリーダーであるラルフ・ホールミグは次のように述べています。「ニュルンベルクで試みたアウディ チャージング ハブのコンセプトは大好評でした。この都市型充電コンセプトは主に都市部のドライバーを対象にしていて、自宅に設置する壁付け型の充電設備の代わりに活用できます。」

* HPC充電ステーションの最大DC充電パワー。この数値は外気温やバッテリーの温度、使用する充電プラグの種類、プレコンディショニング機能の使用(例:リモコン操作による車内のエアコンの使用)、充電ステーションの電力供給状況、充電状態やバッテリーの使用年数などによって変動することがあります。充電状態が上がると充電パワーは下がります。

この都市型充電コンセプトは主に都市部のドライバーを対象にしていて、自宅に設置する壁付け型の充電設備の代わりに活用できます。

ラルフ・ホールミグ

都市型のプレミアム急速充電設備
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ダウンタウンのハイパワー充電ポイント

アウディ チャージング ハブは新しい金融街として知られる賑やかなチューリッヒのエルリコン地区にあるMesse Zurich駐車場の前に設置されています。(Hagenholzstrasse 48, 8050 Zurich )。ニュルンベルクのハブとは違いチューリッヒのアウディ充電ハブにはラウンジエリアがありません。その理由は、近隣に様々なサービス施設が充実しているためです。チャージングハブには2つの大きなスクリーンが設置されており、充電の状況や、待ち時間のおすすめの過ごし方などの情報が表示されます。

4機のHPC(ハイパワー充電)設備には屋根が完備されており、自在に動くアームはどんな車種の充電ポートにでも簡単にアクセスできるよう設計されています。稼働状況を表示する画面は高さの調節ができ、壁と車の間には十分な間隔が取れているため車椅子での利用も可能です。


myAudiアプリで充電のご予約を

ヨーロッパ規格のCCS充電に対応している電動車であればメーカーを問わずアウディ チャージング ハブを利用することができます。Audiのお客様であれば特典として、myAudiアプリを使って45分前から充電場所の事前予約を無料で入れることができます。予約時間になっても到着されない場合、15分間は予約が保留できますが、それを過ぎると予約は無効になります。予約時間に到着した際、まだ前のお客様の充電が完了していなかった場合は自動的に無料の充電ポイントが貯まります。

アウディ チャージング ハブの技術の中枢となる立方体のモジュールは「チャージングキューブ」と呼ばれており、急速充電を可能にするインフラに加えて、Audiのテスト用車両から回収された使用済みのリチウムイオンバッテリーを再生したものも含まれています。このように再生されたバッテリーは予備のストレージとして生まれ変わるのです。その結果、アウディ チャージング ハブは地域の電力網に負担をかけることなく、既存の低電圧の電力で十分に充電することができます。これに加え、アウディ充電ハブでは全ての電力を持続可能な電源から調達しています。また、チャージングキューブの屋根には独自の太陽光発電システムが搭載されており、そこからもグリーンエネルギーを供給しています。

アウディ チャージング ハブでは1日に60台の電気自動車を充電することができます。ハブの設置は2023年以降にも拡大される予定で、まずはベルリンに、そしてザルツブルクやミュンヘンにも建設を計画しています。じきに、これらの都市に住む電気自動車のドライバーは自宅に充電設備を構える必要がなくなります。そしてどの充電ステーションよりも手軽に早く充電をすることが可能になります。

都市型のプレミアム急速充電設備
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ニュルンベルクでの新しいサービス

ニュルンベルクのアウディ チャージング ハブにはラウンジエリアが完備されており、2022年のレッド・ドット賞では「ブランド&コミュニケーション」の部で受賞、また2022年のABCベスト・オブ・ベスト賞では「モビリティー&イノベーション」の部で受賞しています。

ニュルンベルクのアウディ チャージング ハブでは食料品の配達サービス、質の高い各種自動販売機、モバイルカーケア、eバイクのバッテリー交換、eスクーターのレンタルサービスなどのサービスを提供しています。また、Audi Q4 e-tonやAudi RS e-tron GTの試運転も可能です。

今後も更にサービスが拡大する予定で、12月末にはラウンジエリアで静かに仕事ができるミーティングボックスも導入されます。また、荷物を預けられるロッカーも設置される予定です。これに加え、近いうちに大手出版社のデジタルコンテンツや様々なガジェットのお試しなどもお楽しみいただけるようになります。Egretが電力を供給する新しいAudiの電動キックスクーターの試運転もお楽しみください。

Premium Charging Alliance

急速充電ネットワーク

Premium Charging Alliance(PCA)

PCAはアライアンスに加盟しているブランドのBEV(電気自動車)モデルオーナー様に向けて、各ブランドのディーラーネットワークおよび都市部に展開する、最大150kW出力のCHAdeMO規格急速充電器ネットワークを統合した充電サービスです。