2023年7月10日、11日に脱炭素に一番近い島 屋久島をe-tronで巡るツアーを開催。
Audi RS e-tron GT、Audi Q4 e-tron
Audi RS e-tron GT、Audi Q4 e-tron
Audi RS e-tron GT、Audi Q4 e-tron
Audi RS e-tron GT、Audi Q4 e-tron
アウディ ジャパン(東京都品川区、ブランド ディレクター:マティアス シェーパース)は、2023年7月10 日、11日の2日間、「脱炭素に一番近い島」として知られ、水力発電で島内のほぼすべての電力をまかなう鹿児島県熊毛郡屋久島町を訪問し、サステイナビリティに取り組む地域をe-tronで巡りました。「Audi Sustainable Future Tour」は、持続可能な社会の実現の重要性について、一人ひとりが考えるきっかけの場を作ることを目的にしており岡山県真庭市、岩手県八幡平市、静岡県浜松市に続く4回目の開催となります。
ヤクスギランド
ヤクスギランド
屋久島空港に到着後、まず向かったのは、標高1000~1300m、面積270.33haの広大な自然休養林である「ヤクスギランド」。雨の多い屋久島としてはとても珍しく晴れ渡る青空のもと屋久島の持つ雄大な自然に触れました。屋久島の自然を知り尽くしたガイドに導かれ、ヤクスギランドの地に足を踏み入れると、あたり一面に生い茂る屋久杉の林。苔むした木肌を指で押すと、じんわりと水が噴き出し、遥か昔から水と共に生きてきた屋久島の姿を垣間見れました。
尾立ダム
尾立ダム
尾立ダム
尾立ダム
屋久島の山間部の年間降水量は8,000ml~10,000mlともいわれており、全国平均の約5倍以上にもなります。屋久島はこの降水量と高低差のある地形を生かした水力発電によって、島内で必要とされる電力を賄っています。尾立ダムに蓄えられた226万5千m3の水を間近で見て、屋久島を支える水のダイナミックなエネルギーを感じ取ることができました。
インクラインという特殊なエレベーターに乗り、約170m下った地下には、屋久島の脱炭素を支える巨大なジェネレーターがありました。尾立ダムから引く水の力を利用してタービンを回転させ、ジェネレーターで電気を生み出しています。屋久島に降り注いだ雨が再生可能エネルギーという大きな力に変わる様子を目の当たりにしました。株式会社屋久島電工(以下、屋久島電工)で発電している電力は年間2億6千万kWh、約4分の一程度が屋久島町の全町民約1万2千人に供給され、残りは屋久島電工の工業製品の製造に使用されています。
発電所を後にした一行は、屋久島の海岸線に位置し、内陸側には山岳部も望む宮之浦地区にあるTHE HOTEL YAKUSHIMAに滞在しました。屋久島で取れた魚介類や山菜を使った料理の数々を堪能し、辺りの明かりが消えた夜間には満点の星空の下、雄大な自然を体感しました。
ツアーの最後は屋久島町役場を訪問し、産官学で屋久島の未来のサステイナビリティについて話し合う「未来共創ミーティング」を開催しました。屋久島町 町長の荒木耕治氏、屋久島観光協会 ガイド部会長 中馬慎一郎氏、屋久島高校からは、惠美由紀教頭、斉藤武教諭、そして4名の生徒が参加しました。アウディ ジャパン ブランドディレクターのマティアスシェーパースが、アウディが電動化に向かう未来のビジョン、そしてなぜ屋久島を訪問したのかを話し、荒木町長からは屋久島町の水力発電の活用状況や島内の電気自動車の普及目標などの説明がありました。また、屋久島高校から参加した惠教頭からは、屋久島高校の普通科に設けている環境コースを選択している生徒が取り組む活動の紹介がありました。屋久島のサステイナビリティに関するパネルディスカッションも行われ、電気自動車の普及を進める荒木町長や屋久島の環境を熟知する中馬氏、島の将来を担う屋久島高校の生徒、そして、東京からツアーに参加したメディアから様々な意見が飛び交い、有意義な議論が行われました。
未来共創ミーティングではアウディジャパンが屋久島町、株式会社ファーレン九州と結んだ包括連携協定の取り組みの詳細を発表しました。島内に4か所7基の8kW普通充電器の設置、電気自動車e-tron専門のレンタカー事業の開始、屋久島町役場と屋久島電工に対するe-tronの長期貸与、屋久島の高校生に対する学習機会の提供など、多角的に屋久島と今後連携していくことを発表しました。
アウディは今後も、日本国内で再生可能エネルギーの活用において、先進的な取り組みをする地域をe-tronで訪問し、地域の行政担当者や事業者、生徒や学生たちとの対話を通じて、持続可能な未来を一緒に考え想いを共有する仲間づくりの旅「Audi Sustainable Future Tour」を継続してまいります。